南京・史実を守る映画祭 2009

南京・引き裂かれた記憶


 

 

七人の被害者の証言と、六人の元日本兵証言から浮かび上がる「南京大虐殺」の記憶。

 

70年を経過した今も「南京大虐殺」は論争の的となっている。 しかし、加害・被害の体験者達の声は積極的に取り上げられる機会は少なかった。 彼らの貴重な体験の記憶が時の流れの中で失われていくその最後の機会に、10年という月日を重ねて、元日本兵250人以上・中国人被害者300人以上に取材をし、その記憶を拾い集めた。

中国人被害者は「今は思い出したくもない、本当にひどい目にあった。ずっと誰にも言えなかった。」と言い、元日本兵は「私も目の前で見てきましたが、これが本当の地獄だと思いました」と言う。

彼らの記憶は長い年月を経てもなおそれが昨日のことであったかのように生生しく語られる。 同じ場所・時を経験した彼らの記憶は、加害側・被害側に引き裂かれた状態になってきた。 その裂け目を閉じ両側の記憶を重ね合わせた時、「南京大虐殺」の姿がくっきりと見えてくる。

 

 

監督メッセージ:

私の祖父のまた、中国大陸で戦った旧日本軍の一兵士でした。 普段おとなしい人柄の祖父も、お酒を飲むと大暴れしました。 その時、祖父は「中国人の亡霊が自分を襲ってくる」という意味の言葉を叫んでいたそうです。 しかし、私は結局祖父が亡くなるまで、直接加害体験を聞く機会はありませんでした。 私は今回祖父と年齢が近い加害者・被害者の体験を、自分の祖父の記憶とダブらせて聞いていました。 決して遠い過去ではなく、私たちの祖父・父の生きた時代に起こった「南京大虐殺」の記憶を、彼らの言葉だけでなく、表情・口調・身振り手振りも含めて全身で聞き、感じてもらいたくてこの映画を製作しました。

 

松岡制作総監修、林伯耀、武田倫和制作

公開: 2009年

時間: 85分

ウェブ: http://nanking-hikisakaretakioku.com/

 

 

 

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