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史実を守るメールニュース第1号

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 ●○●○  史実を守るメールニュース  ●○●○

 南 京 へ の 道 ・ 史 実 を 守 る 会

          第一号

      2006年5月3日発行

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  【 内 容 】

 

 ▼  史実を守る会、発足。
 ▼  共同代表より就任挨拶
 ▼  史実を守る会結成趣旨
 ▼  入会のお誘い
 ▼  史実を守る会・規約

 

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皆さん、こんにちは!
 史実を守る会の発足から二ヵ月が経ちました。
 事務局も動きだし、あれこれと活動が活発に展開され
 はじめています。活動情報や裁判の状況などを会員の
 方々をはじめ、この運動に関心を持つ方々に届けるた
 めのメールニュースを発行します。ぜひ周囲の方々にも
 購読を呼びかけてください。もちろん無料です(^^!

  ▼▼ 史実を守る会、発足。▼▼

それは、「百人斬り裁判」の東京地裁・勝利判決の報
告集会でのこと。

 参加者の中から、「地裁での勝利判決は喜ばしいが、
 単にこの裁判の勝利を目指すだけではなく、もっと幅広
 い人たちを結集して、歴史改ざん派や憲法改悪を狙う
 勢力に対する対抗軸を構築しなければならないのでは
 ないか」という声があがりました。

これまで、南京事件・百人斬り競争裁判の支援活動は、
 支援連絡会に参加する団体の担当者により担われてき
 ましたが、この活動を基礎に、さらに発展させて、個人が
 会員として参加できるネットワークをつくるために、この間、
 有志で何度か協議を重ねてきました。

2006年2月22日の「百人斬り裁判」の控訴審、その
 初公判の日を期して、これまでの支援活動を大幅に拡大
 強化すべく、「南京への道・史実を守る会」を発足させる
 ことになりました。

ちなみに、会の名前は本多勝一さんの著書『南京への
 道』からいただき、南京事件の史実を改ざんさせない、
 史実を守るという本会の目的をそのまま冠しました。

  ▼▼ 戦闘的なチラシ撒き行動 ▼▼

史実を守る会の発足は控訴審の初公判が開かれる
 2月22日と決まりました。

「当日は裁判官が出勤してくるタイミングでビラを撒く
 べきだ」。会の発足に向けて準備してきた有志メンバー
 の一人、ネット上では「指環」というハンドルネームで知ら
 れるA氏の強いリーダーシップのもと、彼をチラシ隊長と
 して、当日朝、8人のメンバーが参加してチラシ配布と
 ハンドマイクによる街宣を行ないました。

行動のなかでは、原告側の支持者と思われる人物に
 ビラを奪われそうになったり、寒さのためにBさんの唇が
 紫色になるなどのトラブルもありましたが(このあたりの
 経過は「戦闘的ビラまき隊長奮戦記」(仮)として指環氏に
 執筆を依頼しています。請うご期待)、アピール作戦は
 無事終了。

宣伝の成果もあってか(?)、控訴審は第1回の公判で
 即結審という「満額回答」。めでたい状況のなかで会の
 発足を迎えることとなりました。

   ▼▼ 発足集会 ▼▼

発足集会の開会に先立ち、「李秀英名誉毀損裁判を支
 援する会」が発展的に解消され、その財産を「史実を守る
 会」に引き継ぐことが、「支援する会」の解散総会で決めら
 れました。

右翼の「評論家」によって名誉を毀損された李さんの裁
 判を勝利させた「支援する会」の活動を引き継いでがんば
 る決意を、参加者一同、固めました。

そして、いよいよ「史実を守る会」の発足集会が始まり
 ました。

百人斬り競争裁判の弁護をされてこられた渡辺春巳
 弁護士から裁判についての概要を報告していただき、
 つづいて、「歴史改ざん派の主張を論破する(法律編)」を
 穂積剛弁護士から、「歴史改ざん派の主張を論破する
(事実編)」を山森良一弁護士から、それぞれ専門的な
 立場から裁判の分析と今後の展望についてレクチャー
 していただきました。

控訴審が第1回で即結審ということもあり、会場は時に
 笑いに包まれるなど、和やかな雰囲気での発足集会とな
 りました。

集会の基調講演は、「南京大虐殺否定派の動向と私た
 ちの課題」と題し、本会の共同代表の一人であり、子ども
 と教科書全国ネット21の事務局長として活躍されている
 俵義文氏から話していただきました。

つづいて「史実を守る会」を準備してきた事務局を代表し
 て熊谷伸一郎氏より、会の発足の経過説明と事務局員の
 紹介が行われました。

本裁判の「主役」である本多勝一氏から、「勝訴は当然
 すぎるほど当然の結果」という力強い話があった後、日本
 における南京大虐殺研究の第一人者であり、本会の共同
 代表の就任をご快諾いただいた笠原十九司教授から
 ご挨拶いただきました。笠原教授はこの裁判をたたかう
 意義を力説し、会の発足への大きな期待を語っておられ
 ました。なお、発足集会には、俵氏・笠原教授をはじめ、
 共同代表に就任された五名の方が全員参加されました。

こうして発足集会は無事終了したのでした。

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▼▼ 5人の共同代表よりメッセージ! ▼▼

共同代表に就任された5名の共同代表から、会の発足に
 あたって寄せられたメッセージを紹介します。(アイウエオ順)

  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

●石山久男さん(歴史教育者協議会委員長)

私たちのめざす平和・公正・民主の日本と世界は、史実を
 きちんと認識しなければできません。南京大虐殺や沖縄戦の
 住民虐殺をなかったことにしたのでは、戦争の反省に立つ
 平和な世界はできないのです。日本をふたたび戦争をする国
 にして世界に戦火と人権抑圧をまきちらそうとしている輩は、
 つぎつぎと訴訟をおこして歴史歪曲の運動を続けようとして
 います。私たちはそれに対峙して、平和な未来のために、ね
 ばりづよく史実を守りぬきましょう。

●大谷猛夫さん(中国人戦争被害者の要求を支える会事務局長)

やったことを「知らない」とか「忘れた」ということは「うそつき」
 です。日本の軍隊が中国に軍隊をすすめた時、たくさんの人た
 ちを殺したことを「なかった」ことにしようというのは良くありませ
 ん。被害者がいて、証拠もあって、開き直るのはどうしようもな
 いです。もし間違ったことをした時には「悪かった」「ごめんなさ
 い」というべきです。事実を伝え、教訓として、「これからはもうし
 ません」というのが普通です。普通を貫きたいと思います。憲法
 第九条はアジアの人たちへの国際公約です。日本がやったこと
 を日本国民の中にひきついでいきたいと思います。日本の若い
 人達が事実をひきうけて、新しい世界をつくっていく基礎をつくり
 たいです。

●笠原十九司(歴史家)

日本政府、日本社会、さらには日本人の人権感覚、人権意
 識の低さ、鈍感さが如実にあらわれている典型例が、南京大
 虐殺事件(南京事件)の「幸存者(中国語で幸いに生き残った犠
 牲者、という意味)」に対して、「ニセモノ」と否定して、被害者の
 人権を二重三重に蹂躙して憚らない否定論がマスメディアを通じ
 て公然と流布され、影響力を広めていることであろう。

もう一つは「殺される側」、犠牲者、弱者の立場に立って権力を
 批判、告発してきた日本では稀有の真のジャーナリストの本多
 勝一さんが、こともあろうに南京大虐殺否定派から「告訴」された
 こと、またそれに対しマスメディアや一般社会が無関心を決め込ん
 でいることであろう。

このような日本社会の現状にあって「南京への道・史実を守る
 会」の発足とその闘いは歴史的には日本を救う大切な意味をも
 つことになると思います。

「基本的人権、平和と自由のために、たとえ少数派でも、あきらめ

ずに闘いぬくこと」(映画「白バラの祈り」のマルク・ローテムント監

 督の言葉)

●鈴木千慧子(現代史研究者)

今また、「南京大虐殺はなかった」「百人斬りはでっちあげだっ
 た」などと叫んで、歴史をつくり変えようとする勢力がうごめいて
 います。しかし、これらの主張がいかに不当なものかが「百人斬り」
 の裁判を通じていっそう明らかになりました。加害の事実に
 対して、それがどんなに私達につらいものであっても、眼をそ
 むけず、歴史の真実を追求していかなければならないと思います。
  歴史の真実を守るために、力をあわせてがんばっていきましょう。

●俵義文(子どもと教科書全国ネット21事務局長)

戦後60年を経て、この国ではまだ戦争の清算(過去の克服)が
 終わっていません。天皇の戦争責任をはじめ侵略・加害の責任が
 あいまいにされ、教科書でも長く戦争の事実を書かせないようにし
 てきたために、侵略戦争や加害の事実を踏まえた戦争・歴史認識
 がきちんと形成されなかったからです。60年という歳月は、世代が
 大きく変わる時でもあります。今こそ、戦争の記憶と記録を正しく
 次世代に伝えていくことが重要です。史実を守る会がその役割の
 一端を担えるようにしたいものです。

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▼▼ 史実を守る会・結成呼びかけ文 ▼▼

1937年、当時の中国の首都・南京へと殺到する日本軍がひ
 きおこした南京大虐殺事件は、侵略戦争の狂気を今に伝えてい
 ます。

南京へと向かう日本軍のなかに、「どちらが先に100人を日本
 刀で殺せるか」を競い合った「N」と「M」という二人の将校がいま
 した。彼らの行なった殺人競争の模様を東京日日新聞(現在の
 毎日新聞)は「美談」として日本に伝えています。

日本の敗戦後、南京で開かれた軍事法廷で二人の将校は死刑
 に処せられます。侵略の戦場における狂気の象徴ともいえるこの
 殺人競争を現在に紹介したのが、ジャーナリストの本多勝一氏が
 書き、朝日新聞社が掲載したルポルタージュ『南京への道』でした。

以来、南京事件という史実を否定し、あわよくば日本の侵略とい
 う事実自体をも否定したいという勢力から、「百人斬り競争」は「ま
 ぼろし」だったという言説が繰り返し流されてきました。しかし、戦時
 中に「N」自身が「百人斬り競争」が実は捕虜殺害だったと出身地の
 小学校で話していたという証言や、当時の報道にたずさわった記者
 やカメラマンの証言が世に出され、少なくとも二人の将校自身が
「百人斬り競争」を実行したと話していたこと自体は史実として確定
 しました。

事件から66年が経過した2003年になって、突然、二人の将校
 の遺族が本多勝一氏や朝日新聞社を「名誉毀損」だとして提訴しま
 した。「百人斬り競争」自体が虚偽だとして、その行為をルポとして
 報告したことが死者に対する名誉毀損だというのです。この提訴の
 背後には、南京事件の史実を否定する勢力や、現自民党国会議員
 の弁護士などがいました。

しかし、提訴以来、史実を守ろうとする多くの良心的なジャーナリ
 ストや市民により、数多くの新資料が発掘されました。両将校の
 部下として虐殺行為の一部始終を見ていた望月証言を筆頭に、
「百人斬り競争」が実は無抵抗の捕虜・農民に対する虐殺行為だっ
 たことが明らかとなったのです。

2005年8月に出された地裁判決は、当然のことながら、遺族
 側の請求をすべて退ける、本多氏側の全面勝利判決でした。す
 でに社会的に決着がついていた問題を蒸し返し、誤った歴史認
 識を広げようとする悪しき企みが失敗したといえるでしょう。

しかし、遺族側は控訴し、審理は東京高裁へと移りました。
 また、現在、南京で審理が進められている事案など、南京事件
 をめぐっては今後も新たな支援活動が必要になってくる可能性
 があります。南京事件の過去を歪めず、忘れず、今の戒めとす
 ることを願う私たちは、あらためて支援活動を強化するべく、こ
 こに「南京への道」・史実を守る会を結成することを呼びかけま
 す。史実を守り、後世への戒めとして語り継いでいくために、目
 的を同じくする多くの方に参加してほしいと願います。

 
            2006年2月15日 呼びかけ人一同

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▼▼ 史実を守る会への入会のお誘い ▼▼

百人斬り競争裁判での勝利を確実なものとするための
 諸活動とともに、さらに南京事件被害者の夏淑琴さんの
 名誉毀損を許さない裁判の支援活動などなど、活発な活
 動を展開している「史実を守る会」。世代や活動分野を超
 えて、すでに200名近い参加者が集っています。

本会の目的は、「歴史の改ざんを許さず、過去の反省
 に立脚して、戦争をしない平和な日本をつくること、そして、
 平和な世界を作ること」にあります。

世論調査では憲法「改正」に否定的な意見が多数で
 あるにもかかわらず、政治の世界では憲法第九条や
 教育基本法の改悪に向けての動きが進みつつあります。

そうした動きの根源が、「日本は過去、何も悪いことを
 していない」という誤った歴史認識です。教科書問題や
 靖国参拝とともにイラクへの自衛隊派兵などが進められ
 てきたここ数年の動きは、「過去に目を閉ざすものは、
 現在にも盲目となる」という言葉のままといっていいで
 しょう。

歴史を改ざんし、無反省の歴史認識を世に広めようと
 する動きに対して、断固とした声を上げていきましょう。
 過去の過ちを糧として、二度と崩れない平和と友好を
 築いていく活動に、あなたも参加しませんか?

    ・  ・  ・  ・  ・ 

▼下記必要事項を記して
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 あるいはFAX 020-4624-2381 までお送りください。
 折り返し資料類や振込用紙をお送りします。年会費は
    一口1000円(何口でもOK!)です。

▼カンパも大歓迎!
 郵便振込:00190−7−355873
 加入者名:南京への道・史実を守る会

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南京への道・史実を守る会の趣旨に賛同し、入会します。

お名前:
ご連絡先:〒
電話番号:
メールアドレス:
メッセージ:

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5.守る会の規約

第1条 本会の名称は「南京への道・史実を守る会」とする。
  第2条 本会は、南京事件・百人斬り訴訟などにおいて、過
                  去の侵略の歴史を不当に美化・正当化する勢力、再び戦争
                  への道を歩もうとする勢力に対抗し、正しい歴史認識を広め
                  ることを目的とする。
  第3条 本会は、上記の目的を達成するための活動を行なう。
  第4条 上記の目的に賛同し、会費を納めた者は本会の会
                  員となることができる。また、個人単位の参加を原則とする
                  が、特別に事情のある場合は団体による加盟も受け入れる。
  第5条 本会の役員は、代表(1名以上)・会計(1名以上)・
                  会計監査(1名)とし、任期は1年とする。ただし、再任は妨げ
                  ない。日常の活動を行なうために事務局をおく。
  第6条 年一回の総会を開き、活動方針を決め、役員を選出する。
  第7条 本会の会費は、入会金一口1000円以上とし、2年
                  目以降の年会費は1000円とする。初年度の年会費は入
                  会金に含むものとする。
  第8条 本会の会計年度は毎年1月1日から12月31日ま
                  でとする。会計年度終了後は速やかに会計報告を作成し、
                  会計監査の承認を受けた上で、会員に対して公開するも
                  のとする。
 第9条 この規約は、総会の決議により、改正することができる。

附則 本規約は2006年2月22日より実施する。

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最終更新日 ( 2008/06/14 土曜日 01:04:42 PDT )
 
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